9/23土-24日 大田原マルシェ開催

ビステッケリアデスティノ Bisteccheria DESTINO フィレンツェで愛される骨付きステーキ ビステッカ を提供する東京都北区 十条駅 にある レストラン。 DESTINO

大田原マルシェ、2ヶ月ぶりの開催です!
今夏、全国で統計開始以降、1番の暑さを記録しました。
その影響で夏野菜の収穫量は減少、各地で野菜不足や価格高騰が大きな問題となりました。

当店は契約農家さんたちの尽力により、
厳しいながらも安定的に新鮮な野菜を手にすることができましたが、
消費者の皆様が購入する流通野菜は例年に比べ価格、品質など色々な意味で大きなダメージを受けたと思います。

今回のマルシェはそういった意味でとても重要だと思っています。

『農家直送』がどれほど安心できる品質であるか?
そして価値ある野菜が決して高額ではないことを知っていただく良い機会だと思います。

前回、前々回、当マルシェに来場した主婦の方がこのように言っておりました。

『無農薬なんてどうでも良い。安いのがいいのよ。こういうのは興味ないわ』と。

色々な考え方があるのでそれも正解だと思います。

ただ一つだけ言えることがあります。

私がマルシェを開催するのは決して利益のためではありません。
私は農家さんから場所の使用料金、諸経費、マージンなど金銭は一切いただいていないのです。

ではなぜ開催するのか?
それは皆さんに農家さんから直接買っていただくためのご縁作りを達成したい。ということ。
マルシェ開催の時だけ購入するのではなく、その後も農家から季節の野菜を直接購入していただきたいのです。

いきなりですが日本の農家の平均年齢をご存知ですか?なんと驚きの還暦越えなんです。
あと10年、15年すると、約35%の農家が消滅すると言われています。
ですから今、農家さんたちに沢山儲けていただき経済的に潤ってもらうことで、
若い人たちが農家という仕事を選ぶきっかけとなるかもしれない。と思っています。

日本の未来を食品質と自給率の上昇で守ることができるのです。
このままでは10年、15年後、国内流通する食材(野菜、食肉、加工品、水産)の75%〜85%が外国製となります。
外交におけるイニシアチブを『食料供給側』が握る時代はもうすぐそこまで来ている。
このままでは日本はとても弱い国になってしまう可能性が大いにあるのです。
今、皆様に買い物の仕方、選び方をほんの少しだけ変えていただくことで日本の未来を良くすることに繋がります。

上記の来場者様の価値観は、全て価格であり、安ければ良い。つまり農薬まみれの外国産でもいい。とにかく安さ安さ安さ!の一点張りだということ。
失礼ながら、そのような考え方のお客様には楽しんでいただけないマルシェです🙇‍♂️

農家はプライドを持って生産しています。
安心安全な野菜をできるだけ安く提供するためには、中間マージンが発生しないこのマルシェでダイレクト(直販)に届けることが重要なのです。
いつかこのマルシェを開催せずとも皆様と農家が直接繋がる時代が来ればいいな… と思います。

共感していただける方、農家と繋がることに興味がある方、是非この機会にご来場ください。
生産者の声を聞いていただけたらきっと何かかが変わると思います。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

DESTINO店主.